現在ドローンは様々な分野で活躍をしています。空撮はもちろん、その他でのドローンの活用事例を紹介していきます。
空撮 空撮と言っても写真、動画を撮影し、映像や記念に残すだけがドローンの実力ではありません。撮影したデータから多くの情報を取り出すことにより、様々な分野で活用されています。たとえばドローンを使い橋脚や鉄塔の点検なども行うことが可能です。保守点検の分野で、安全面コストを考えるとドローンが最適です。これ以外でも屋根、ソーラーパネル、側壁などの点検も行えます。橋脚においては自動化の研究も進んでおり近い将来は人間に代わりドローンが多くの建物を自動で点検してくれる日がくるはずです。
輸送 現在はネット販売が頻繁に使われており配送業者の人で不足が問題になっています。特に「ラストワンマイル」といわれる、倉庫から家など物流の末端での配送の効率化が課題になっています。ドローンではその「ラストワンマイル」の効率化に期待されています。実際に外国ではドローンを使った配送サービスが始まっています。まだ世界での確立は先ですが着実に進んでいます。アフリカでは固定翼ドローンを使い治療薬の運搬などにも使用されています。いずれは農業での運搬、建築現場での運搬など荷物を運ぶ際にはドローンが活躍する時が来るかもしれません。
測量 ドローンは空から地上の様子を撮影し、データ化し、専用ソフトで解析をすることにより、図面や３Dデータの作成が出来ます。この方法は地上で測量するよりも格段に速く、精度も誤差数㎜程度で行えます。またGPSや様々なデータと組み合わせることで、データ内の距離の計算や、盛土の体積計算も行うことが出来きます。日本政府が iConstruction を推奨しており工事現場ではすでに多くのドローンが測量や施工管理のために導入されています。また地上だけでなく、建築物の測量も行うことが出来ます。
災害救助 救助、捜索にもドローンが活躍しています。山岳救助など人間が入っていくよりも早く、安全に捜索を行えます。サーマルカメラを搭載することにより、人間の体温を感知することでより発見の確率を上げることが出来ます。災害現場においても2次災害のある場所での捜索活動や、天災による地形の変化も測量の技術等を使えば容易に地形を知ることが出来ます。また海での救出にも使用されました。ドローンに救命具を搭載させ、救助者の近くに救命具を投下させることにより救助者がつかまり溺れるのを防ぐことができ、安全に救助することができました。
エンターテイメント 2018年の平昌オリンピックの開会式にはインテル製のドローンが登場し1200機以上のドローンがショーを繰り広げました。また中国深センでもドローンショーが行われました。撮影だけでなくエンターテイメントでもドローンが使われています。これからエンターテイメントとしても活躍の場が広がっていくと思います。
ここでのドローンの紹介はごく一部です。まだまだドローンは多くの活躍の場が期待されています。これからもっと進化し続けていきます。ぜひドローンの魅力に触れてみて、実感してください。